院長挨拶

   令和3年度が始まりました。年度の終わりや始まりには、病院全体で業務報告会や歓送迎会を行っていましたが、今年も新型コロナウイルス感染症の影響で中止せざるを得ませんでした。これだけ長い間影響を受けるようになるとは、当初は予想もしていませんでした。ただ、明るい話題もあります。ワクチンの接種が始まり、当院職員も4月第2週で1回目の接種を終了しました。4月中には2回目の接種も終了予定で、高齢者への接種も早晩始まります。予防接種が行き渡ることにより、日常生活が制限される不自由な状況が、一刻も早く改善される事を切に願います。
 4月からの診療体制に関してはいくつかの変更があります。まずは、常勤医が一人増員となりました。宍戸孝好先生が4月より常勤医として当院で勤務していただく事になりました。宍戸先生は、JA尾道総合病院消化器内科で勤務されていましたので、ご存知の方も沢山いらっしゃると思います。尾道生まれ・尾道育ちの先生ですので、地元尾道での地域医療への貢献に大きな力となってくれることを期待しています。消化器症状でお困りの患者さんは気軽にご相談ください。胃カメラ・大腸カメラ等の検査依頼でのご紹介もおまちしております。昨年度の途中から、脳神経外科専門医の西垣慎一先生に、週2回の外来を担当していただいています。基本的には予約制の外来となっていますが、CT・MRI等の検査も緊急でできる体制ですので、脳神経外科領域でお困りの症例は是非ご相談、ご紹介ください。糖尿病の診察医も高倉美菜香先生が、昨年度の途中より増員となっています。東京大学糖尿病内科に在籍されていた非常に優秀な先生です。糖尿病の専門外来は毎日午前・午後、合計13枠ありますので、お困りの症例はぜひご相談、ご紹介いただければと思います。また、呼吸器外来はこれまで通り、火曜・木曜・金曜の週3日、月曜日の高橋医師は引き続きの勤務になります。高橋医師は、この辺りでは数少ない血液内科専門医ですので、原因不明の貧血等で迷われた時は、是非ご相談、ご紹介いただければと思います。検査関係の非常勤医師は、例年の様に数人の入れ替わりがありますが、宍戸先生が加わり、水曜日の中土井先生も引き続き勤務していただきますので、昨年度よりもより充実した検査体制となっています。
病棟の方は、地域包括ケア病床を更に増床する予定にしています。高齢の方のリハビリやすぐに在宅に戻れない方に対して、少し時間をかけてのリハビリや在宅復帰への準備に有効に利用できる病床となります。急性期病院の後方支援・在宅からのレスパイト・高齢者の誤嚥性肺炎・脱水による全身状態悪化した患者の受け入れ等、自院で可能な医療の提供を行うことで地域医療に貢献できればと考えています。
 病院の増改築工事も予定通り順調に進んでいます。駐車場に関しては、患者様をはじめ、大変ご迷惑をおかけしていますが、完成までご辛抱お願いします。建築中の新館は今年の末に完成、来年初めに引き渡し、2月中旬に引っ越し、新館での診療開始(入院・外来共)の予定です。旧館の解体・駐車場整備等が終了し、完全に完成するのは2022年秋頃の予定ですが、診療自体は2月から新しい建物で開始できる予定ですので、楽しみにしています。大きく変貌する年度となりますが、今年度もよろしくお願いします。


病院長 山辺 高司